藍染めをしました。真っ白なTシャツを藍色に染めたり、着古したYシャツをオシャレな作業着にリニューアルしたり、子どもがそれほど気に入ってなかった服がお気に入りになったりと、染めることで、そのものを生まれ変えることが出来ました。
特にYシャツはサラリーマン時代に来ていたもので、作業着として問題はなかったのですが、どうも着ていて気分が盛り上がらないのです。なんか野暮ったい感じがして、Yシャツで農作業をすること自体は悪くはないのですが、勤め人時代のお古を来ているようで、、実際そうなのですが、やっぱり気持ちがウキウキしないんです。しかし、ブルーに染めることによりただのYシャツが見違えるようにオシャレになり、袖を通すと俄然やる気が出て来るのです。
藍の力は凄い!青く染めただけなのにお洒落さんが着る服の様になりました。まさにYシャツが生まれ変わったのです。他にも白Tを染めることにより特色のないTシャツがグッと締り、私の気分を盛り上げてくれます。子どものベージュの服も目が覚めるようなブルーとなり、我が子のお気に入りの服の仲間入りを果たしました。特別な模様を入れるわけでもなく、ただ青く染めるだけでこんなに変わるなんて、買ったものでは味わえない、チョットしたオリジナリティーを加えることによりこんなに気分が変わるのです。
藍は畑で育ち、夏間に刈って泥藍を作っておきました。今回はそれを原料としてそめました。畑にあるうちは、当然緑色の葉です。こんな青になるなんて不思議です。自分の身に着けるものに彩色することがこんなに楽しいとは思いませんでした。畑で野菜を作り、自分の食べ物を作る。これも楽しい。そして自分で着る服を作る、まではいきませんがチョット手を加えることは本当に楽しい体験でした。これは、食べものや衣服に物語を加えることで、それが持つ価値が高まることを意味しているではないかと気づきました。楽しみがまた一つ増えました。藍を着て畑へ行くという!